ライトチューンの王道、3種の神器は「マフラー」「車高調」「シート」だと言える。今回は、3種の神器の一つであるマフラーの交換をしたことを報告する。
マフラーはFUJITSUBOのA-RMを取り付けた。一本出しマフラーによる軽量化や走行性能の向上は果たしてあったのか?レポートする。
FUJITSUBO A-RMについて
まずはFUJITSUBOのA-RMについて紹介する。A-RMは中~高回転域でのパワーとトルクを重視したマフラーと公式に謳われている。
実際、マフラーの出口径は純正がφ50程度であるのに対し、A-RMではφ70に設定されている。排気効率を上げて高回転域での気持ちよさを重視した設計と言えるだろう、、、と書きたかったが、真面目に計算すると、純正は二本出しのため、トータルの出口面積はむしろ純正のほうが大きい。
おそらく、付属する中間パイプとのバランス込で排気効率が上がっているのだと思う。
純正に対して明確なメリットが有るのは重量である。純正が16.4 kg程度に対し、A-RMは11.6 kgになる。ドライバーの重量を5 kg落とす困難さを考えれば、やはり一本出しの効果は大きいと言えるだろう。
また、純正は排気音が抑えられているため、わざわざサウンドクリエイターなるものでスピーカーを通して車内に排気音を流す仕様になっている。
一方、A-RMは全回転域で純正の排気音に対し1.2倍弱の音量を誇る。車検に対応しているため、堂々とスポーツカーらしい音量を楽しむことができる。
気が利いていると言える仕様が、最低地上高99 mmに設定されていること。これは純正よりも最低地上高を稼ぐことができるようになる。車高を落として楽しみたい方にもおすすめなパーツと言える。
上の写真が取り付け時の太鼓部分になる。しっかり潰し加工がされており、アンダーパネルより上部に最下部が来る設計になっている。
レビュー
昨年の夏に交換しているため、1年間走った感想を書く。
音以外の違いは良くわからないが、やっぱり一本出しはカッコイイ。
これに尽きる。自然吸気でマフラーだけ変えたところで、パワーが大して上がるわけでもないし、重量減の影響はドライバーの重量増で打ち消されてしまった。結局、違いがわかるのは音だけ。音が好みならおすすめできるし、他のマフラーを選ぶときも音で選べば良いと思ってしまった。
音で言えば、A-RMに交換してから水平対向特有の不等長サウンドが強調されたような気がする。効率の悪さはあるものの、ボクサーサウンドに憧れのあった私としては、思わぬ収穫だった。
ボクサーサウンドを少しでも楽しみたい方にも、A-RMはおすすめかも知れない。
まとめ:一本出し、音、ボクサーサウンド
以上、A-RMに関するレビューを書いた。
A-RMのおすすめポイントは以下である。
- 一本出し
- スポーツカーらしい音
- ボクサーサウンド
これらが好きな方には、A-RMはおすすめできると考える。興味があればぜひ検討していただきたい。
個人的な意見だが、音が好きなマフラーを買うのが一番だと思う。
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